簡単本格ハンバーグソースは家にある調味料で作れます。5つのソースレシピをご紹介
大人も子供も大好きなおかずの一つ、ハンバーグ。
冷蔵庫にひき肉があれば簡単にできますし、冷めてもおいしいのでお弁当のおかずにもぴったりです。
家庭料理の定番ハンバーグの始まりは、モンゴルの生肉料理「タルタルステーキ」だと言われています。
タルタルステーキがドイツに伝わり、18世紀頃にドイツのハンブルク地方でひき肉とパン粉を混ぜて焼いたものが生み出されました。
ハンブルグの地名をとってハンバーグと名付けられたものが現在のハンバーグの原型となったのです。
(引用 ハンバーグ - Wikipedia)
市販のソースやケチャップをかけても美味しいですが、洋風や和風などにアレンジしたり市販のソースでもひと手間かけたりすることで、いつものハンバーグがより美味しくなります。
「たまには味を変えてみたいけど、いつもと違うソースを自分で作るのは難しそう」と思っていませんか?
実はハンバーグに合うソースを家にあるものだけで簡単に作れるんです。
今回は味の変化がほしい方のために、家にある調味料だけで簡単にできる、おすすめのソースを5つご紹介します!
オニオンソース
(引用:オレンジページnet)
味の特徴
お肉と相性のいい玉ねぎを使ったコクのあるソースです。
煮詰めた玉ねぎの甘さがソースのおいしさの秘訣。
おろした玉ねぎと調味料を混ぜるだけで簡単においしい万能ソースができます。
オニオンソースは市販品もたくさんあって便利ですが、手作りしたもののおいしさは格別ですよ。
おすすめのシーン
このソースはステーキや焼肉・ローストビーフにもおすすめです。
ドレッシングとしても使えますので、ハンバーグの付け合わせにする野菜サラダなどにもかけると美味しくいただけますよ。
必要な調味料(ハンバーグ4人分)
- 玉ねぎ 1/2 個
- しょうが 1かけ
- にんにく 1かけ
- しょうゆ 大さじ4と1/2
- はちみつ 大さじ3
- 酒 大さじ2
- こしょう 少々
作り方
- しょうがは皮をむき、玉ねぎ・にんにくはそれぞれすりおろします。
-
ハンバーグを焼いたあとのフライパンの肉汁は残して、黒く焦げた部分だけをきれいに拭き取ります(黒い部分が残ったままだと、仕上がりの見た目が悪くなります)。
フライパンに①を入れ、中火にかけます。ほかのすべての材料も加えて、水分が飛ぶまで煮詰めたら、火を止めます。 - 焼き上がったハンバーグにたっぷりとかけます。
■ワンポイントアドバイス
玉ねぎのすりおろしは、辛みが残らないようにしっかり炒めましょう。
はちみつの代わりにりんごを使っても美味しくできます。
大根おろしソース
味の特徴
大根おろしソースはどんな料理にもよく合う便利な万能ソースです。
大根おろしとポン酢の組み合わせでさっぱり食べられるので、暑い夏の時期にもぴったりで、牛しゃぶにもよく合います。
洋風よりも和風がお好みの方には、わさびしょうゆもおすすめです!
あっさりとした大根おろしソースでいただくハンバーグには、和風のおかずとの組み合わせがぴったり。揚げ出し豆腐や、レンコンのきんぴらなどおすすめです。
炊き込みごはんとも相性抜群です。
必要な調味料(ハンバーグ4人分)
- 大根おろし 1/4本分
- しょうゆ 大さじ3
- レモン汁 1/2個分
- 「ほんだし」(顆粒だしや白だしなどでも可) 小さじ1/3
- 青じそ 6枚分
- いりごま 小さじ2
作り方
- 大根は皮をむいてすりおろし、水気を切ってから、いりごまを混ぜます。
- 青じそは、せん切りにします。
- しょうゆ、レモン汁、顆粒だしを混ぜ合わせておきます。
- 焼き上がったハンバーグをお皿に盛り、①をのせ、③をかけて、仕上げに青じそをのせます。
(引用:AJINOMOTO PARK)
■ワンポイントアドバイス
大根には、辛い部分と甘い部分があります。
上の部分(葉がついている方)は甘く、下の先端部分になるほど辛みが強くなり、真ん中は甘さと辛さがバランスよく混ざっています。
大根おろしを美味しくいただくには、甘くて水分が多い上の部分が最適です。
カカオ入りきのこソース
(引用:meiji)
味の特徴
ケチャップとウスターソースがベースになった、カカオ入りきのこソース。
隠し味にチョコレートを入れると、ソースにコクと深みがプラスされ、いつもよりちょっとおしゃれな味に変わります。
カカオ入りきのこソースを使ったハンバーグの付け合わせには、ポテトサラダがよく合います。
ポテトはつぶしすぎず、ゴロゴロ感が残っているほうが、食べ応えがあって美味しいですよ。
ゆで卵をサラダに加えるとまろやかになり、さらに美味しくなるのでおすすめです。
ブロッコリーやクレソンを添えると、彩りよく華やかになります。
必要な調味料(ハンバーグ4人分)
- しめじ(お好きなきのこ類) 1パック
- チョコレート(カカオ含有量多めがおすすめ) 2かけ
- ケチャップ 大さじ4
- ウスターソース 大さじ4
- しょうゆ 大さじ1と1/3
- 塩、こしょう 各少々
- サラダ油(バターでも良い) 大さじ1/2
作り方
- きのこ類は、根元を落としてほぐします。
- チョコレートは粗めに刻んでおきます。
- ハンバーグを焼き終えた後のフライパンの、肉汁以外の黒い焦げ部分だけを取り除き、油が少なければ足して、①を入れてしんなりするまで炒めます。
- ケチャップ、ウスターソース、しょうゆを加えて、チョコレートも入れます。塩コショウで味を調え、煮立ってきたら火を止めます。お好みで最後にバターを入れると、風味がアップして、より美味しいです。
- ハンバーグの上にたっぷりとかけます。
■ワンポイントアドバイス
チョコレートは甘めのものよりもビターなほうが、ソースと相性がぴったり。
ケチャップとウスターソースの代わりに、デミグラスソースを使うこともおすすめです。
お店のような味になるので、おうちにデミグラスソースがあればぜひお試しください!
ガーリッククリームソース
味の特徴
いつもと違うソースにしたいときに真っ白なホワイトソースはいかがですか?
ほんのりとにんにくの風味が効いて食欲をそそります。
ホワイトソースは子どもに人気なので、ハンバーグと合わせると喜んでくれそうですね!
にんにくが苦手な場合は省いても大丈夫です。
きのこのソテーやにんじんグラッセを付け合わせにしたり、パンやコンソメスープ・ほうれん草のサラダなどを添えたりしても良いですね。
必要な調味料
- バター 大さじ1
- オリーブオイル 大さじ1
- 小麦粉 大さじ2
- ニンニク みじん切りしたものを大さじ2程度
- ヘビークリーム(乳脂肪分が36%~40%のクリーム)または生クリーム 470ml強
(※ホイップクリームは不可)
- 野菜、ビーフ、またはチキンブイヨン 小さじ1
- 細切りパルメザンチーズ 半カップ強
- 好みに合わせて塩とこしょう
作り方
- にんにくは細かくみじん切りにします。
- 生クリームは、電子レンジなどで少し温めて、チキンブイヨンと合わせておきます。
- ハンバーグを焼いた後のフライパンをきれいにして、バターとオリーブオイルを入れて温めます。①を入れ、焦がさないように気をつけながら炒めます。
- にんにくが柔らかくなって、良い香りが立ってきたら小麦粉を入れ、中火で1分間ほどよくかき混ぜます。
- ④の中に②を少しずつ加えながら、ダマにならないようにかき混ぜ続けます。
- ソースにとろみがついてきたら塩こしょうで味を調え、最後にチーズを入れて溶かします。
(引用:wikiHOW)
■ワンポイントアドバイス
チーズを入れたあと、熱し続けて水分を飛ばすとより濃厚なソースになります。
にんにくは焦げやすいので、火加減には注意してください。
生クリームも火を通し過ぎると分離してしまうので気をつけましょう。
キャロットソース
(引用:キューピー3分クッキング)
味の特徴
キャロットソースは、にんじんのやさしい甘さが特徴のヘルシーなソースです。
残った肉汁と合わせることでコクが出ておいしいソースになります。
ステーキなどにもよく合いますよ。
付け合わせには、スナップえんどうやミニトマト・クレソンを添えると良いでしょう。ほうれん草のソテーもおすすめです。
パルメザンチーズや粉チーズをふりかけても美味しいですよ。
必要な調味料(ハンバーグ4人分)
- にんじん 1本(150g)
- 玉ねぎ 1/2個
- 酒 大さじ2
- トマトケチャップまたはトマトペースト 大さじ1
- 中濃ソース 大さじ2
- 水 約1/4カップ
- 塩・こしょう 少々
- バター(お好みで)
- パルメザンチーズや粉チーズ(お好みで)
作り方
- にんじんと玉ねぎはすりおろしておきます。フードプロセッサーがあれば早くできますよ。
- ハンバーグを焼いた後のフライパンの肉汁は残して、汚れをきれいに拭き取ってから①を入れ、弱めの火で炒めます。
- 塩・こしょう以外のすべての調味料を入れ、とろみが出てくるまで煮詰めていきます。
- 最後に塩・こしょうで味を調えます。お好みでバターを少し入れると風味も良く、まろやかになります。
■ワンポイントアドバイス
にんじんの栄養素は皮に多く含まれているので、すりおろすときは皮をむかず、きれいに洗って丸ごとすりおろすのがおすすめです。
まとめ
冷蔵庫にあるもので簡単にできるハンバーグソースをご紹介しました。
ハンバーグを焼いた後の肉汁は、ソースをおいしくするために重要な役目を果たすので、取り除かないようにしてください。
調味料の分量は、お好みに応じて調整してみてくださいね。
今回おすすめしたソースは
- オニオンソース
- 大根おろしソース
- カカオ入りきのこソース
- ガーリッククリームソース
- キャロットソース
でした。
ソース以外にも、ハンバーグにトッピングを加えるとさらにレパートリーも広がります。
定番のものから変わり種まで、いろいろなレシピに挑戦してみると楽しいですよ。
ぜひ、今回のレシピを参考にいろんなハンバーグソースを作ってみてくださいね!