【〆まで美味しい】しゃぶしゃぶの簡単激ウマレシピ

手軽にできる定番の鍋料理しゃぶしゃぶ。

簡単に作れるしゃぶしゃぶを、もっと美味しく食べるコツがあるんです!

今回は、家でしゃぶしゃぶを美味しく作るポイントや、おすすめの〆料理について解説します。

出汁の作り方と具材選びのコツ

まずは基本的なしゃぶしゃぶの作り方を押さえましょう。

これさえ守れば、家でも簡単に美味しいしゃぶしゃぶを作れるので、ぜひ挑戦してみてください。

出汁を用意する

しゃぶしゃぶの最重要ポイントは、おいしい出汁を作ること。時間があれば昆布を使って、こだわりの出汁を用意しましょう。

旨味成分たっぷりの昆布は、加熱しすぎると風味が損なわれてしまうので火にかけるときは注意してくださいね。

時間がないときや気軽に食べたいときは、市販の鍋の素や鶏がらスープの素などを使うとよいでしょう。

【材料】

  • 出汁昆布 10~15g
  • 水 1L

【作り方】

  1. 昆布の表面を布巾で軽く拭く
  2. 昆布と水を鍋に入れて、30分以上置く
  3. 鍋を弱火にかけ、沸騰する直前に昆布を取り出す

お肉の選び方

メインとなる肉は、すぐに火が通るよう薄切りにしてある「しゃぶしゃぶ用」と記載のあるものを用意しましょう。

厚みがあるとなかなか火が通らず、肉に含まれるたんぱく質が固まって美味しくなくなってしまいます。豚バラ肉や霜降りの牛肉を選ぶと脂の甘みを堪能できますし、豚ロース肉や赤身の牛肉は濃厚な味わいを楽しめます。

あっさりとした味わいを求めている方には鶏むね肉もおすすめです。人数が多いときは、いろいろなお肉を揃えて食べ比べるのもいいですね。

しゃぶしゃぶに入れるおすすめ具材

しゃぶしゃぶの主役は肉だと思われがちですが、一緒に入れる野菜やきのこ選びも重要です。肉の味を邪魔せず、シャキシャキとした食感や味わいを存分に楽しめるものを選んでくださいね。

おすすめ具材

  • 白菜、長ねぎ(肉と合う)
  • 人参、ほうれん草(彩りが良くなる)
  • キャベツ、レタス、水菜(火が通りやすい)
  • しいたけ、えのき、しめじなど(出汁が美味しい)
  • 薄く切った鰤や鯛など(魚介も食べたいときに)

タレの準備も忘れずに

しゃぶしゃぶの出汁はシンプルな味なので、火を通した野菜や肉はタレにくぐらせていただきます。

しゃぶしゃぶタレの定番は、さっぱりした味わいのポン酢と、香り高い濃厚なゴマダレ。さまざまな種類のなかから、自分の好みを見つけてください。

最大限美味しく食べるためのポイント

基本の作り方を確認したところで、さらに美味しさをアップさせるコツを伝授します。

ポイントを押さえて、おうちしゃぶしゃぶをレベルアップさせましょう。

出汁にこだわる

先ほど紹介した出汁の作り方に、1つポイントを加えるだけでぐっと旨みが増します。

ポイントは、昆布を取り出したあと、15gほどの鰹節を入れて数分放置してから濾(こ)すこと。

昆布と鰹のダブルの旨味が美味しく、贅沢な出汁ができます。

薬味を揃える

しゃぶしゃぶ専門店に行くと「こんなものまで?」と思うほど、さまざまな薬味が用意されていますよね。

青ネギや大根おろしなどの定番から、途中で味変できるものまで、さまざまな薬味を用意して、いつもと違った美味しさを発見してみましょう。

おすすめ薬味

  • 青ネギ(風味豊かになる)
  • もみじおろし、大根おろし(さっぱり食べられる)
  • にんにく、大葉(味変にぴったり)
  • 梅干し、レモン(酸味が美味しい)
  • 食べるラー油(アクセントが欲しいときに)
  • 卵黄(すき焼き風の濃厚な味わいに)

野菜は火の通りやすさを意識する

しゃぶしゃぶをより美味しく食べるため、野菜にもこだわりましょう。人参や白菜の芯などは火が通りにくいので、薄切りや千切りにして火の通りを良くするのがポイントです。

火にかけるときは、根菜類や葉野菜の芯など、火の通りにくいものから入れるように意識しましょう。美味しい出汁が出るので、きのこ類は早めに入れてください。

もやしや水菜などシャキシャキ食感が大切な野菜は、お肉でくるっと巻いてサッと火を通す程度でOK。野菜と肉を一緒に食べることで、旨味と食感を同時に味わえます。

火を通しすぎない

牛肉も豚肉も、火を通しすぎてしまうとたんぱく質が固まり、歯応えの残る硬い肉になってしまいます。

サッと出汁にくぐらせ、余熱で色が変わる程度で取り出しましょう。

牛肉は多少赤みが残っていても大丈夫ですが、豚肉や鶏肉は全体の色が変わったのを確認するようにしてください。

出汁を温めすぎない

お肉を硬くしないためには、出汁の温度も重要です。

表面がゆらゆらと揺れ、底から気泡が出てくるくらいで十分。

沸騰するほど熱くしてしまうと、お肉や野菜に火が入りすぎて硬くなってしまうので注意しましょう。

アクをこまめに取る

しゃぶしゃぶをしていると必ず出てくるアクは、肉や野菜から出た成分が固まったものです。残しておくと雑味が出てしまい、せっかくのしゃぶしゃぶの美味しさが半減してしまいます。

めんどうではありますが、アクが出てきたらこまめに取るようにしましょう。

最後まで楽しむためのおすすめの〆料理

美味しいお肉と野菜をたっぷり堪能したら〆料理です。

しゃぶしゃぶをしたあとのお肉と野菜の旨味が凝縮した出汁で作る、〆料理のレシピを紹介します。

旨味たっぷり卵雑炊

「鍋の〆は雑炊でしょ!」という方は多いのではないでしょうか。

美味しい出汁がたっぷり染み込んだ、アツアツの卵雑炊の作り方をご紹介します。

作り方

  1. ご飯は事前に水で洗ってぬめりを取っておく
  2. 鍋に残ったアクをしっかり取り除く
  3. 温めた鍋にご飯を入れたら、なるべくかき混ぜずに煮立つのを待つ
  4. 和風だし、鶏ガラスープ、醤油などお好きな調味料で味を調整する
  5. 溶き卵を全体に回しかけたら火を消し、蓋をして余熱で火を通す

出来上がったら熱いうちにいただいてください。

野菜が美味しいうどん

麺類で〆たいというときは、うどんがおすすめです。

残った野菜も一緒に入れて、つるりとうどんで〆てみてはいかがでしょうか。

作り方

  1. 鍋に残ったアクをしっかり取り除く
  2. 和風だし、鶏がらスープ、塩などで味を調整する
  3. ネギや白菜など残った野菜と、うどんを入れて煮込む

ほかの麺類でも美味しい

雑炊やうどんが定番ですが、鶏ガラスープを足して中華麺を入れるのも美味しいです。お肉と野菜から生まれた複雑な出汁が中華麺に絡み、ラーメンを食べているような感覚になります。

まとめ

しゃぶしゃぶは、簡単なようで奥が深い料理です。

最大限しゃぶしゃぶを美味しく食べるためのポイントは

・出汁にこだわる
・薬味を揃える
・野菜は火の通りやすさを意識する
・出汁を温めすぎない
・アクをこまめにとる

でした。

今回お伝えしたポイントを押さえて、美味しいしゃぶしゃぶ時間を楽しんでください。

みんなでワイワイ鍋を囲んで食事すれば、きっと素敵な時間を過ごせますよ。