八崎牛について

肉本来の「旨味」が濃く、
脂でごまかさない赤身肉。
八崎牛の味わいは経産牛ならではの赤身の旨さが凝縮しています。
生肉の見た目は、濃厚な小豆色の赤身、
牧草のカロテンが溶け込んだ黄色い脂の色、
そしてみずみずしさが目に見えるのが特徴です。
噛めば噛むほど味わい深く、「これぞ肉」と思わせてくれます。
旨味を引き出す
3つのこだわり
本当に自分が美味しいと思う、旨味のある赤身肉を追求し、味わいを引き出したこだわりをご紹介します。

その1 経産牛であること
経産牛とは、出産を経験した雌牛のことを指します。
日本では、出産回数が多くなるほど価格と味が落ちると言われがちですが、
私たちは違います。
「年齢を経た経産牛の方が味も香りも濃く、旨味があっておいしい」
というのが私たちの考えです。
仕入れる牛は出産を経験した8歳前後の経産牛。
柔らかい若い個体に比べて濃厚な味わいを持っています。

その2 自然の中で 育つということ
延岡の鏡山で放牧されて過ごす牛は、
自由に牧草を食み、運動し、体を引き締めています。
この飼養方法により余分な脂が少なく健康的で
旨味が凝縮したお肉が生まれます。

その3 仕上げは 熟成という名の水分調整
一般的に熟成肉とはお肉にカビを付け、
その独特な味や香りを得ることを目的にします。
八崎牛の熟成は
「牛肉本来の味を変化させるカビは付着させず、
旨味を引き出すための水分調整をする」のが目的です。
「こだわり」と 「美味しさ」を支える技術
牛には個体差があります。体型も、体質も、牛それぞれです。
牛として生きているときも、肉として熟成するときも、私たちは一頭一頭自分たちの目で見て向き合う必要があります。

牛の仕入れから
放牧するまでの健康管理
市場で仕入れた経産牛はすぐに放牧することはできません。
なぜなら、牛たちは鏡山牧場にくるまでは牛舎で飼われており、
放牧はもちろん地面から生えている牧草を食べることにも慣れていません。
まずは牛本来の本能を呼び戻し、
放牧環境で過ごしていける状態までじっくりと慣らしていきます。



放牧させてからは
自由気まま
に動き回ってもらう
牛は放牧に慣れてくると顔つきはおだやかになるし、
人間にびくびくしなくなります。
さらに足腰がしっかりしてくると、
馬のようにぴょんぴょん跳ねるようになり、
最終的には斜面だろうがどこだろうが、
自由に寝たり動き回ったり、
脚を伸ばして猫のように寝たりというようにたくましくなっていきます。


出荷の前日まで放牧
私たちの考え方は
「放牧によって仕上がった体型こそがその牛本来」と考えていますので、
牛舎での給餌による最終仕上げは行わず、
最後まで牧野でのびのびと過ごします。


人間の技術で
最後まで
しっかりと仕上げる
放牧で過ごした牛の牛肉は個性がありばらつきがあります。
そのお肉をより美味しいストライクゾーンに持っていくのが私たちの熟成技術です。
経験豊富なスタッフが日々お肉と向き合い、最高のお肉をお届けいたします。

まず、「もも肉」から
召し上がっていただきたい。
「興味は持ったけど、何から試したら良いのかわからない!」という方はまず、モモ肉から召し上がってください。モモ肉にもさまざまな部位がありますがどの部位もオススメです。
美味しいのはもちろんですが、赤身は肉本来の濃厚な味を一番感じやすく、自信を持っておすすめできる部位となります。
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